特養職員紹介⑥

お世話になっております。特養スタッフの後藤です。

嬉しいことに、施設内外から「施設長の記事見たよ」「ブログ面白いね」と言ってくださる方がとても多く、ブロガーとして大変うれしく思います。また期間を置いて施設長編エピソード2をお送りすることが出来ればと思っております。

さて今回は、そんな施設長とは対極にある、フレッシュマンのお二人。新卒採用として今年度4月から入職されました、小守さんと佐々木さんにお越しいただきました。

 左:佐々木優樹  右:小守祥仁

後藤:それではよろしくお願いします!

小守&佐々木:よろしくお願いします!

後藤:じゃあ、小守さんから自己紹介を…

小守:はい。小守祥仁です。4月からここサラージュ豊中で働かせて頂いています。1998年生まれの22歳です。

後藤:98年生まれ!松坂が西武に入団した年ですね!翌年にあの伝説となる、片岡への155㎞が生まれるんですよね~

小守:はい?

後藤:いやまあ、それは置いといて。佐々木さんお願いします。

佐々木:佐々木優樹です。2000年生まれの20歳です。地元もここ豊中です。

後藤:とうとう2000年生まれが現れましたか(笑)先輩職員と年の差とか感じますか?

佐々木:正直感じますが、みなさん良くしてくださっているので、末っ子のような気持ちです。

後藤:ダントツで最年少ですからね。先輩職員さん、本当に我が子と思ってるんじゃないかみたいな可愛がり方の時ありますから(笑)小守さんは?

小守:年齢の差はあまり気にはなりません。皆さん、色々教えて頂けてありがたいです。

後藤:なるほど。小守さんは確か介護系の学校ではなかったですよね?またなんで介護の道を志したんですか?

小守:身内の方がサラージュのような施設に入居してて、面会の時などに、そこで働いている職員さんの姿を見て、「自分も親身になったケアで、困っている人の役に立ちたい」と思ったのがきっかけです。

後藤:なるほど。施設とも生活の中で関わりがある中で、自分の仕事として選択されたんですね。すごいなあ…

小守:今思うと、佐々木さんのように介護系の学校でしっかり勉強してから入職した方がよかったのかなあと考えたりすることがあるんですが、後藤さんはどう思いますか?

後藤:んー、もちろん勉強することに越したことはありませんが、必ずしも良いかどうかはまた違う気はしますね。。そこで遅れを取っている気にならなくてもいいのかな、とは思います。上の役職の方々で介護系の学校じゃない方、たくさんおられますし。

小守&佐々木:へえ~

後藤:紆余曲折あってこの業界に流れ着いた方って意外と多いですしね…。そんななか、介護系の学校に行っていた佐々木さんは、どうですか?

佐々木:勉強自体がそんな好きではなかったので、自信を持って言えるわけではないのですが、学校を通じて実際の介護現場に実習という形で行くことが多かったり、研修でいろんな施設を見ることが出来たのは、就職する準備段階としては、気持ち的にアドバンテージにはなっていたのかな、とは思います。施設ごとの特徴や、そもそもの形態(サービス)の違いなどを肌で感じることが出来たのは大きかったですね。

後藤:それは大事ですね!進路に悩む時は、実際の現場を見るに限ると僕も思います!進学も就職も、「誘われたから」「評価してくれたから」だけで行ってしまうと、残念な結果になり得ない。自分に合うかどうかを現場で体感してみることはとても大切だと、佐々木さんの話を聞いて改めて思いました。

小守:なるほど。

佐々木:なので実際入職して、介護自体へのギャップが少なく済んだのは、介護系の学校に行っててよかったと思った瞬間でもありました。

後藤:そっかそっか。小守さんはやっぱりギャップ大きかったですか?

小守:佐々木さんの話を聞くと、自分が感じたギャップは大きかったなあと思います。正直、「親身に接していれば大丈夫かな」と思っていた節もあったんですが、入居者は一人一人ケアの仕方が違えば、一日一日で調子が違う。そのケアの把握だけでも面食らうというか、追い付かない感じがありましたし、ましてや調子に合わせて適切なケアを提供するということは、とても難しく感じました。

後藤:なるほどなあ。佐々木さんは?

佐々木:前述のとおり、介護業務自体にはすんなりいけた気がするんですが、動作として意外と自身に負荷がかかるというか…、抱える介助をするのが小柄な方であっても、腰にえらく負担がかかってしまっているなと、感じていました。皆さんに腰痛予防や適切な介助方法を教えて頂いて、だいぶマシにはなってきたのですが、最初はその怖さがありました。

後藤:いやほんと、腰は大切ですからね…、長く働くという意味でも、早い段階で適切な介助方法と腰痛予防の観点を知ることは大事でしょうね。

佐々木:はい…本当にそう思います。

後藤:でも、不安こそは仰られましたが、お二方をみて「出来ることが増えてきた」と感じられている他の職員は本当に多いと思いますよ。「頑張ってるよね」とか「次はあれを任せてみようか」とか言ってる声、本当によく聞こえてきますし。

小守:そうですか?

佐々木:それならいいんですけど…

後藤:なんか、理想像というか、こういう風になりたいみたいな目標ってあるんですか?

佐々木:僕はユニットリーダーの山本さん(職員紹介④参照)みたいに、入居者からも職員からも信頼される介護士になりたいです。山本さんは常に明るくて、常に敬語で、入居者との距離感も一番上手に取れていると思っています。いっしょのフロアに居ると、あの凄さが分かると思うんですけど、何と言ったらいいのか…

後藤:言わんとしてることは分かりますよ。僕がブログで紹介してますから(笑)それにしても、身近に目標とする方がおられるっていうのは、幸せな事ですよね。入職してすぐにそんな方に出会えるなんて、そうそうないでしょうし。

佐々木:指導してくださっている今蔵さんも、とっても優しくて、しっかりしていて、僕にとっては贅沢すぎる指導者だと思います(笑)周りの方に恵まれたなあと、本当に日々感じています。

後藤:今蔵さん、常に優しいですよねえ。あの安定感は絶対マネできない…

佐々木:はい。本当に優しいです。怒られることがあったら、それは100%僕が悪いんだろうなあって思います。

後藤:確かに(笑)それはそうかも(笑)小守さんはどうですか?

小守:え~っと僕は…

後藤:ご?

小守:?…なんですか?

後藤:と?

小守:ああ(笑)後藤さんです。後藤さんを尊敬しています。はい(笑)

後藤:あからさまに言わされた感出すんですね(笑)はいはい、それで?

小守:僕は同じフロアの木村さん(職員紹介③参照)のように、きちんとケアを説明出来て、分かりやすく教えることが出来るような、そんな介護士になりたいです。実際にそれは木村さんが僕にしてくださっている事でもありますし、「すごいなあ」と思わせられることばかりで、接遇面や周りの職員との連携の部分含めて、全て参考にさせてもらっています。

後藤:やっぱり、ベストオブケアワーカーとして皆さんから支持を得る理由があるんでしょうね。「ケアの根拠を自分の中でしっかり持つ」っていうのは大切ですね。

小守:はい。僕もそう思います。

後藤:ところでお二人、他の施設に配属となった同期の仲間とは連絡取ってますか?

佐々木:一応、同期入職10人のグループラインがあるので、そこで情報交換みたいなことはしてますね。

小守:距離が距離なので、研修以外であまり会うことは無いですけど、それでもこないだ「また集まろう」という話にはなりました。

後藤:瑞光苑(生野区)和光苑(大東市)称揚苑(東成区)、そしてここサラージュ豊中と、皆さん持ち場は違えど同期は大事にしてほしいなあと、切実に思います。僕たちの時は同期が多くて、全部で20人以上いたんですけど、巡り巡って豊中で田村くんと再会するなど、年数と共にいろんなことがあって楽しいですよ(笑)

佐々木:幸いにも、いくら離れて会うのがたまにでも、分け隔てなく接してくれるので良い同期やなあとは思います。

小守:いつかこちらから誘えるようになりたいです。豊中で同期会開くとか。

後藤:離島みたいな言い方(笑)まあなんにせよ、お二人もこれからいろいろな経験をして、あっという間に後輩が出来て、立場も役割も変わっていく中でお仕事をされていくと思います。施設としてもまだまだ発展途上の最中ですので、お互い成長できるように頑張っていきましょう!それでは、ありがとうございました!

小守&佐々木:ありがとうございました!

これからの活躍、飛躍が楽しみな小守さんと佐々木さん。まだまだ勉強中と謙遜するものの、サラージュでは立派な戦力として十分にケア、業務に取り組んでくださっています。毎年4月(今年のみコロナの影響で6月でした)、慶生会での約1か月にわたる新卒入社職員向けの研修では、マナー、礼儀作法から始まり、仕事に取り組むうえでの心構えや電話の取り方など、社会人としての基礎をしっかり学んだうえで各職場に配属されます。研修後では、「なんか表情が良くなった」「あいさつがハキハキしている」と誰もがすぐにわかる程の変化を、今年も小守さんと佐々木さんで目の当たりに出来ました。研修内容もそうですが、同期入社の仲間と共に過ごして、「頑張ろう」と改めて決意できたことが大きかったのではないかと、個人的には思っております。

さて、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。まだまだ職員ネタは尽きないので、近日中に第7弾をお送りすることが出来ればと思っております。

それではまた!

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