特養職員紹介②

お世話になっております。特養スタッフの後藤です。

先日公開いたしました職員紹介の記事が、嬉しいことに施設内外から大反響をいただき、とても気分が良くなっております(笑)

というわけで、早速第2回の職員紹介を始めさせて頂きます!

今回は、2階職員のエヴリンさんにお越しいただきました!

後藤:それでは早速、よろしくおねがいします!

エヴリン(以下エブ):よろしくお願いします。実はとっても緊張してます。

後藤:そうなんですか?(笑)面談ではないですし、リラックスしてください。同い年ですし。

エブ:そういえば後藤さんとは同い年でしたね。

後藤:そんな話もあまり出来てませんでしたね…。エヴリンさんが入職されてすぐに歓迎会を開きたかったんですが、そうこうしているうちにコロナウイルスの流行で延期せざるを得なかったんですよ…

エブ:そうだったんですか!それは残念です。職員の皆とは仲良くしたいと思っているので、また機会があったら開いてほしいです。

後藤:ぜひぜひ。さて、本題ですが、エヴリンさんのご出身は…

エブ:フィリピンです。24歳のときに日本に来て、友人の紹介で介護の仕事を始めました。

後藤:最近になって、外国から留学や技能実習という形で日本の介護職に就かれる方も増えてきましたが、いきなりサービス業の介護の仕事は大変ではなかったですか?

エブ:そうですね。やっぱり言葉が大変でした。当時は今よりも分からない言葉が多かったので、伝えたくても伝わらないとか、高齢者の方が頑張って伝えようとしてくれているのに自分が分かってあげることが出来ないというのは、もどかしかったです。

 

後藤:「もどかしい」って普通に言えるの凄いと思いますけどね(笑)会話ありきのお仕事ですから、苦労なさっていたんですね…。今はかなりスムーズに会話出来ている印象ですが、ご自身ではどう感じられていますか?

エブ:会話はだいぶ出来るようになってきましたが、読み書きがまだまだだと思っています。介護職は記録作業も多いですし、きちんと記録を読み取ったうえで仕事をしないと、間違ったケアをしてしまうかもしれません。そういった意味では、仕事をする上での日本語力というのはまだまだ頑張らないといけないと思っています。

後藤:外国の方からしたら、日本語って特に難しいらしいですもんね…

エブ:難しいです。なんであんなに難しくしたんですか?

後藤:いや、わかりません(笑)

エブ:英語の方が簡単でした。

後藤:え?エヴリンさんって英語も話せるんですか?

エブ:はい。ペラペラです(笑)

後藤:えー!三か国語!トライリンガル!

エブ:フィリピンではフィリピン語と英語が半分ずつくらいなので、学生の時から両方話せるように教育されるんです。

後藤:へー!じゃあフィリピンの大体の人は英語も話せるんですか?

エブ:地域によって差はありますが、私のところはそうでした。

後藤:すごいなあ…

エブ:だからなおさら日本語が(笑)特に難しいんです(笑)

後藤:めっちゃ笑ってしまってるじゃないですか(笑)そういや、フィリピンの介護事情ってどうなってるんですか?

エブ:今は変わっているかもしれませんが、私がフィリピンにいたころは、このサラージュのような「施設」はめったにありませんでした。病院こそは多かったですが、介護っていうと、集団というより1対1でやるもの、という印象が強いです。

後藤:じゃあなおさら日本のこの文化には驚かれたでしょうね。そんななかでも介護職を続けられている理由といったら何なのでしょうか?

エブ:最初は言葉の壁で苦労しましたが、それでも入居者の方や周りの職員が優しくしてくれて、こんな自分にでも「ありがとう」と言ってくれることがとてもうれしかったからです。言葉がわからないこそ、相手がどう思っているのかを人一倍気にかけるよう意識して話すことで、相手の心が分かってくるような気がするんです。

後藤:なるほど。確かにエヴリンさんの業務に臨まれている姿を思い返すと、それが伝わってきます。

エブ:色々あってフィリピンに帰国することになりましたが、もしまた日本に来ることがあれば、サラージュで介護職をしたいと思っていました。  ※実は昨年入職後に急遽帰国。その後数か月後に、再来日・再入職という形でサラージュに復帰されています。

後藤:いやもうホントに大歓迎でしたよ。フロアのみんなもめちゃめちゃ喜んでたでしょう?

エブ:喜んでくれていました(笑)それがとてもうれしかったです。今後当分は日本にいるので、サラージュの皆と介護を頑張りたいと思っています。

後藤:周りの方ともいい関係を築けていそうで安心しました。最後に、今後の仕事の目標はありますか?

エブ:サラージュはご入居者、職員みんな優しくて良い人です!だからこそもっと役に立ちたいですし、読み書きが出来ることで分かることも増えてくる。良いケア、良い仕事をするためには、日本語の理解がもっと必要だと思うので、勉強を頑張っていきたいです!

後藤:サラージュのなかでも研修や勉強会を定期的にやっているのと、自己学習への支援を惜しまないというのは、法人の理念、スローガンでもあります。色んなことを一緒に学んでいけたらと思っていますので、どんどんチャレンジしてみてください。今日はお忙しい中どうもありがとうございました!

エブ:ありがとうございました!

丁寧な接遇とテキパキと業務をこなす姿勢で、ご入居者、職員から支持を得ており、明るく優しいお人柄で、職員の悩み相談を担っている一面もあるなど、2Fにとって欠かせない存在のエヴリンさん。勉強中とは仰られるものの日本語はとても上手で、垣間見る器用さを個人的には羨ましく思っております。

また近日中に第3回を公開いたしますので、お楽しみに!

以上、特養スタッフの後藤でした!

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