特養職員紹介④ 

お世話になっております。特養スタッフの後藤です。

朝晩の気温差が激しく、体調管理により一層気を使う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

ご家族の皆様からも「職員紹介見てるよ」「面白いですやん」と、お褒めの言葉をいただき、天狗気味の私ではございますが、このまま調子に乗って、第4弾をいってみたいと思います。

今回は、この4月から2階フロアのユニットリーダーに就任いたしました、山本 陽子さんにお越しいただきました!

後藤:山本さん、よろしくお願いします。

山本:よろしくお願いします。後藤さんがそういうこと(職員紹介)をしてるのは知ってましたが、私でいいんですか?

後藤:もちろんです!実を言うと出し惜しみをして、もう少し後の方で山本さんには出演していただく予定だったんですが、キャストの都合で…

山本:ああ、都合の良いあれってことですね(笑)

後藤:時期が早まっただけです(笑)さて本題ですが…、山本さんのご出身はどちらでしたっけ?介護職までのいきさつから、お聞かせ願えますか。

山本:はい。もともと豊中生まれの豊中育ちで、学生時代もずっと大阪でした。部活は陸上をしていて、中学から大学まで幅跳びやリレーの種目を続けていました。ざっくりと「人のためになる仕事がしたい」という思いがあって、就活の時期に福祉・介護職での求人を探していたのがこの業界への入り口です。2017年からサラージュで働かせて頂いています。

後藤:陸上部のご出身だったんですね。

山本:そうです。あんまり活躍は出来なかったですけど。

後藤:いやいや、大学まで続けられるの凄いじゃないですか。2017年からってことは今年で3年目ですね。色々変わってくる過程を見てきたとは思いますが、サラージュでのお仕事はどうですか。

山本:正直、何度も辞めそうになったことはありました。

後藤:おお…まあ、正直なお話を聞きたかったので、言ってくれてありがたいです。

山本:介護職自体は自分に合っていて、楽しみをもって取り組むことが出来たのですが、人間関係やケア以外の部分で悩んでしまうことが多くて…もともと不安定ではあった方だとは思いますが、気持ちの波が激しかったように思います。

後藤:そうなんですね。それでもお仕事を続けられている要因といったら何でしょう?

山本:前述のとおりではありますが、まずは「介護」というお仕事にやりがいがあるからだと思います。介護職への入り口でもあった「人のためになりたい」を実践出来ていると多少なりとも感じる瞬間もありましたし、ご利用者が自分のケアで喜んでくださったり、自分の事を覚えてくださって、「今日は山本さんおるんや。いてくれてよかった」と言ってくださったときは本当にうれしかったです。そういった仕事での介護を通じて、たくさんの経験が出来ていることは、自分のモチベーションになっています。

後藤:山本さんは人一倍学習意欲が高くて、ご利用者第一のケアを心掛けていることが姿勢から伝わってきます。自分はいつも山本さんの姿を見て勉強させてもらっていますし、やる気にもなっています。

山本:本当ですか?(笑)あとは、金内施設長はじめ、メンバーが大きく変わった時期あったじゃないですか。

後藤:2018年の10月ですかね ※大阪市、大東市を拠点とする社会福祉法人 慶生会と合併、グループ化

山本:後藤さんもその時期に来てくださいましたけど、私は二人にすごく救われたと思ってます。

後藤:むむっ

山本:すごく相談に乗ってくれますし、上司に言いたい事を自分の言葉で伝えることが出来るようになりました。フロアも雰囲気が良くなって来ていると感じていますし、特にこの新年度はスタートして間もないですが、「今のチームで頑張りたい」と強く思えるくらいになっています。自分がそういう風に思える日が来るなんてなんて逆に驚いていますし、それはお二方がそうさせてくれたと本当に思っています。

後藤:角田さんしかり、すごく褒めてくれますね。恥ずかしいです。フロアの雰囲気が良くなっているのは、山本さんはじめフロア職員の皆様のおかげですよ。特に山本さんは新人育成やフロアの決め事を率先してくださってましたし、接遇もBOC(ベストオブケアワーカー 施設内での職員表彰制度)にランクインするほどの品質を年間で遂行してくれた。言うべき(書くべき)ではないかもしれませんが、非常勤⇒準社員⇒正職員と年内の短期間でキャリアアップ出来る人なんて、そうそういないでしょうし。

山本:今まで何やってたんだろう…

後藤:いや、たぶん僕達の方が強く思ってますよ(笑)

後藤:ところで、山本さんは昨年度から新人指導に就く機会が増えましたが、どうですか?上手に教えてくださってるなあと思いながら見てたんですが。

山本:いえいえ!教えるのはやっぱり苦手です。自分なんかが教えていいのかって思いますし、自分のやってることが正しいのかどうかが分からないまま教えてしまっている…みたいな事もありますし。

後藤:そうなんですか?分かりやすいって評判ですけどね。

山本:いやあ、正直ホントに…、介護技術一つにしても、自信を持って言えることが少ないので困っています。

後藤:自信はないかもしれませんが、一緒に学ぼうとはしてくださっていたじゃないですか。指導者という立場でありながら、対等な関係であることをすごく意識していることが伝わってきましたし、そのおかげで今蔵さんはじめ何人も定着してくださっている。新人指導の目標ってまずはそこだったでしょう?定着というか、仕事を続けることが出来るっていう。

山本:そうですね。いっしょに学ぶスタンスっていうのは意識していました。まあ、それを崩したら本当に何も与えることが出来ないので(笑)そのなかでも、介護を志してくださった方が、仕事を続けてくださっていることは何よりうれしいです。

後藤:その「共に学ぶ姿勢」「対等の関係」っていうのは、これからの指導には絶対必要ですよね。また今後サラージュ創設期の生え抜き戦士たちにもインタビューするつもりですけど、「私らの頃は~」みたいなの、今では考えられないほどすごいの出てきそうですし(笑)

山本:そうですね、当時のやつは耐えられる自信がないです(笑)

後藤:ところでお休みの日は何されてるんですか?

山本:ステイホーム期間はおとなしくしてますけど、普段は友達と出かけることが多いです。つけ麺とか食べに行ったり。

後藤:つけ麺!庄内は美味しいお店多いからいいですよね。僕も田村くん(グループホーム管理者)とよく庄内ぶらり旅をします。

山本:私は庄内だけでなく、色んな所に行きますよ。狙いを定めていくタイプです。後は音楽とか好きなので、ライブ行ったりとか。

後藤:ライブ行くんですね。僕もライブよく行く方なんですが、コロナの影響でこれからどうなるんでしょうね…前みたいに行けるようになると良いんですけど。どんな音楽聞くんですか?

山本:今は藤井風ですね!ちょっと前まではKing Gnu(キングヌー)好きでした。

後藤:ロキノン先取ってますね。RADIO CRAZYとか行ってます?

山本:あー、行ってますね。激アツです。めっちゃ話分かってくれてますけど、後藤さんはどんな音楽好きなんですか?

後藤:GARLICBOYSを筆頭に、kamomekamome、CROW DRAGON TEA、bachoとかですかね…

山本:ガーリックボーイズ?

後藤:最近のももクロの曲で「あんた飛ばしすぎ」って曲あったでしょう?あの曲の作者…

山本:あ~、なんかあったような…マニアックですね(笑)

後藤:ライブがかっこいいバンドが好きです。最近はあいみょんよく聴きます。

山本:ふり幅がすごいなあ(笑)そろそろ後藤さんがインタビューされる側したらいいのに。

後藤:文章は自分で書き起こしたいので…

山本:何なんですかそのこだわり(笑)

後藤:脱線してしまいましたが、今年度はユニットリーダーとしてスタートする、また新たなチャレンジの年になりそうですが、どうですか?

山本:まだ実感がなくて、ユニットリーダーとしての正解が何なのかが分からないので不安はありますが、とにかく頑張りたいという気持ちはあります。ケアの質を上げることが職員の育成にも繋がるでしょうし、職員間の連携やチームワークを磨くことでも良いケアに繋がることはあると思います。そういった相互に良くなっていくような仕事の成果が出ればいいなと思っていますし、それを前向きに捉えられる雰囲気、フロア作りがしたいとは思っています。

後藤:なるほど、確かにチームとして同じ方向を向く事は大切ですね。山本さんも感じられていると思いますが、チームとして雰囲気がいいからこそ、次のステップ、次のステージに進まなければならない時でもあると思います。仰られる通り、「今までやってなかったのに」ではなく、「今だからこそ」と新しいことにチャレンジできる空気を作っていきたいですね。それでは山本さん、今日はお忙しい中ありがとうございました。

山本:ありがとうございました!

ショートステイのご利用者様から、「山本さんに会いにいくねん」「山本さんによくしてもらってん」と名前が挙がってくることがダントツで多く、施設内外から支持の声を多数いただいている山本さん。本人の自信とは裏腹に、山本さんが居てくれること自体がチームにとって心強く、それは「お人柄」以上に介護という仕事と向き合った努力や見えない苦労があったからこその境地であることは、チームメイト全員が認めています。

さて、第4回もお付き合いいただきありがとうございました。次回はとうとう真打登場!金内施設長を直撃します!

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