特養職員紹介⑨

お世話になっております。特養スタッフの後藤です。

少し間が空いてしまいましたが、特養職員紹介第9回目、今回は今年4月よりここサラージュ豊中に入職されました、川原田 敦子さんにお越しいただきました。

 

後藤:やっときましたね。よろしくお願いします。

川原田:前(今蔵さん)の紹介からけっこう期間空きましたね。何があったんですか?

後藤:ん~、ちょうど上半期も終盤で、色々あった…ということにしといてくれませんか?(笑)

川原田:よくわかりませんが、はい(笑)

後藤:さて、川原田さんは今シーズンから介護職をスタートされたわけですが、改めて経緯を教えてください。

川原田:はい、私はもともと保育士をしていて、同じ福祉ではありますが、全く違う分野で働いていました。保育士を目指す前から高齢分野には興味を持っていて、当時は「どっちにしようかな~」と悩んだ末に保育を選んだのですが、就職してからも高齢分野への興味は失われず、30歳手前、キリの良い時に新しいことにチャレンジしてみようと思い、今に至ります。

後藤:そんな人いるんですね…。別に保育が嫌になったわけじゃないんでしょ?

川原田:そうですね。全然嫌とかではなかったです。まあ、関わっていた児童が卒園となったタイミングでもあったので、時期的には良かったのかなあと思っています。

後藤:興味心の方が勝ったってことですか。どんな決断力してるんですか…

川原田:それは元々の性格かもしれないです(笑)とりあえずやってみて、とか、足の向く方に、みたいな(笑)

後藤:もしかして、一人で海外旅行できちゃう感じですか?

川原田:あー!行きますよ!全然行きます。ホテルの予約取らずに韓国行ったりします。

後藤:どういうこと?(笑)現地で行き当たりばったり探すんですか?

川原田:なんかその辺でホームステイさせてもらったりとか。泊めてくださった方とは今でも交流ありますよ!

後藤:普通に言うてますけど、常人は出来ませんからね、それ。

川原田:え~、いつもそんな感じなんですけどねえ(笑)

後藤:(ついていけない…)脱線しましたが、そんなこんなで高齢介護のキャリアがスタートしたわけですが、ここまで約半年、どうですか、振り返ってみて。

川原田:当たり前ですけど、今までは児童を相手に仕事をしていたのが、人生の先輩、ご高齢者を相手にお仕事をさせて頂くことになったので、何もかもが違いました。

後藤:時間軸としてはゆっくり流れてますか?

川原田:そうですね!それはとても思いました。保育士の時はバタバタして、いつの間にか時間が経過してる感じでしたが、高齢介護は時間がとてもゆっくり流れている感じです。でも、それは楽とか忙しくないとかではなくて、その方の生活と生活のリズムがそうなだけで、むしろ食事や排せつなど、一つ一つの生活動作をお手伝いする難しさは高齢介護の方が強く感じています。その時間の流れと入居者の生活リズムを掴み、それに合わせながら仕事をするっていう事に苦労しました。今も苦労してます(笑)

後藤:なるほど。他は?

川原田:また保育と比較して申し訳ないんですけど、児童相手の時は、何かをきっかけにして気持ちを切り替えることが、割とできていたように思うんです。児童が泣いていても、すぐに笑顔にしてあげられたことはあるし、児童同士のケンカが起きても、その日のうちに仲直りして、何事もなかったように遊んでいるような空間を作ることが出来た。もちろんそういう事案は基本的には起きない高齢者施設ではありますが、「〇〇さん、なんか元気ないな」と思っても、お声掛けの仕方や対応でどうしたらいいか分からなくなる時がありますし、気持ちの切り替えのポイントが保育と高齢では全く違うと感じています。

後藤:保育と介護、両方を経験している川原田さんだからこそ感じる部分でしょうね。

川原田:改めて、入居者さんの気持ちを考える事、ニーズを代弁することの重要さが身に染みてます。

後藤:そのお言葉が入職半年で出ることがすごいですよ。あ、隊長(舛田さん)

たまたま通りかかった舛田:おう、何してんの?

後藤:隊長と藤阪さんにもしたインタビューです。今日は川原田さん。

舛田:ふ~ん

後藤:隊長から見てどうですかね、川原田さん。

舛田:川原田さん?

後藤:はい。

舛田:…

後藤&川原田:…

舛田:…笑顔の天使やね。

後藤:笑顔の天使!!

川原田:笑顔の天使?(笑)

舛田:いやもう、いつもニコニコ、ほんまお手本になるような接遇してると思うよ。入居者、年上、目上の方に対する尊重の気持ちも伺えるし、私は川原田さんのこと「先生」や思てる。

川原田:おお~

後藤:すごく!隊長が!褒めてる!

舛田:介護感が合うというか、入居者の気持ちを考えてることがとてもよくわかるし、信頼できる職員です。それじゃあまた(明後日の方向へ歩き出す)

川原田:隊長…

後藤:かっこいい…。まあ、そんな隊長のお墨付きをもらって、最後に今後の目標はありますか?

川原田:はい。特養所以の課題だとは理解していますが、やはり日々の生活の中で刺激となるもの、例えば季節ひとつ感じられるものが少ないと、今の時点でも思うことがあります。先日はじめてレクリエーションを自分が中心となって実施しましたが、ああいう形で入居者の楽しみとなるもの、季節を感じられる、気持ちの切り替えとなり得るようなことをどんどん企画、提案していきたいと思っています。

後藤:こないだの調理レクはおかげさまで大成功、大盛況でした。その後写真を使っての様子報告、掲示までの「予定⇒実施⇒思い出振り返り」の一連がとても良かったと思っています。入居者の方々も「ええ写真とってもろた」「自分も(参加)出来て嬉しかった」と大満足のお言葉を頂けました。

川原田:私の性格的にも、「いつも通り」だけではイヤなので(笑)前述の何でもやってみようの精神で、少しでも入居者の方々が喜んでくださったらいいなと思っています。

後藤:その気持ちは絶対入居者の方々には届いていますよ。これからもどんどん思いついたアイデアを実行に移して行ってください。それでは今日はありがとうございました。

川原田:ありがとうございました!

「来てくれてよかった」 今シーズン、金内施設長と何度この言葉を交わしたことか。フロアにとって、施設にとって、どれほどありがたい存在であるかをこの半年だけでも思い知らされている我々です。平成生まれでこんなタフな人いるのかと懐古主義者も驚くほどの類まれなる精神力とバイタリティ。0から1を作り出す人って、きっとこういう人なんでしょうね。別次元にいる人なので、むやみに関わりはしませんが、あえて一つお願いをするのであれば、自分自身をもっと大切にしてください。身を放り出す生き方をしている気がして心配です。

さて、今回もお付き合い頂きありがとうございました。次回、記念すべき第10回目は、実は前々から多くリクエスト頂いておりましたので、わたくし後藤がインタビューされる側でお送りしたいと思います。 ※文章は後藤が作成いたします。

前の記事

家庭菜園植え替えました⭐︎

次の記事

ハロウィンおやつレク